不正受給虚偽申請仲介で男逮捕 詐欺容疑で沖縄県警

 県警特別捜査本部は13日、持続化給付金を不正に受給したほか、県内在住の男女2人の申請を仲介するなどし、中小企業庁から計300万円をだまし取ったとして、会社代表の男(38)=北中城村島袋=を詐欺容疑で逮捕した。県警は「捜査に支障がある」として認否を明らかにしていない。 特捜本部は不正受給に関与したとして、詐欺容疑で税理士の男(51)=那覇市、経営コンサルタントの男(54)=同=ら男女7人を逮捕している。会社代表の男は逮捕された税理士の事務所への出入りが確認されており、県警は組織的な関与などを焦点に捜査を進めている。

 会社代表の男の逮捕容疑は20年5月から6月にかけて、県内在住の男女2人の虚偽申請を仲介したほか、自らも虚偽の申請をし、中小企業庁から不正に持続化給付金計300万円をだまし取った疑い。同容疑者が男女から手数料や仲介料などを得ていた可能性についても県警が調べている。

 特捜本部によると、会社代表の男は1度、自身が経営する法人名義で給付金を受給した。個人事業者として再度、申請し二重に給付金を受給した。

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