アストロズ 元ドジャースの右腕・バイエズと2年契約で合意

日本時間1月14日、アストロズがドジャースからフリーエージェントとなっていた救援右腕ペドロ・バイエズと2年契約+オプション1年で合意したことが明らかになった。「ESPN」のジェフ・パッサンは契約総額が1200万~1400万ドルの範囲であることを伝えている。アストロズは今オフ、ブルペンの強化を最優先に戦力補強を進めており、ドジャースのブルペンを支えてきたバイエズはライン・スタネックに続く補強となった。

現在32歳のバイエズは2007年1月にドジャースと契約。当時は三塁手だったが、打撃力がなかなか向上せず、強肩を生かして2013年から投手に転向した(マイナー通算45本塁打)。

投手転向後は急激な成長を見せ、2014年には早くもメジャー昇格。20試合に登板して防御率2.63を記録し、翌年からはドジャースのブルペンの主力として活躍するようになった。2016年は自己最多の73試合に登板して23ホールド、防御率3.04を記録。2018年は50試合以上に登板したシーズンでは自己ベストとなる防御率2.88をマークし、2019年には自己最多の25ホールドを挙げた。

昨季は18試合に登板して6ホールド、2セーブ、防御率3.18を記録。ポストシーズンでは8試合に登板し、ワールドシリーズ制覇にも貢献した。バイエズがメジャーでプレーした全7シーズンでドジャースは地区優勝しており、バイエズはポストシーズンの経験も豊富。通算31試合に登板して防御率3.99を記録している。

バイエズはスタネックとともに、ライアン・プレスリーとジョー・スミスしか経験豊富な投手がいなかったアストロズのブルペンに加わることになる。昨季台頭したブルックス・レイリー、ブレイク・テイラー、エノーリ・パレイデスらもおり、ネームバリューこそ低いものの、強固なブルペンが形成されつつある。あとは実績のあるクローザーを加えておきたいところだ。

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