アンソニー・ホプキンスが認知症の父親役で集大成の演技 映画「ファーザー」5月公開決定

アンソニー・ホプキンスが認知症の父親を演じる映画「ファーザー」が5月に公開されることが決まった。

「ファーザー」は、歳を重ねることによって誰もが経験する喪失と親子の愛を、記憶や時間が混迷していく父の視点で描いた作品。アンソニー・ホプキンスが認知症の父親を演じている。フランス演劇界最高位のモリエール賞で脚本賞を受賞した、フランス人の劇作家フロリアン・ゼレールの舞台を原作としている。原作舞台は、パリ、ロンドン、ニューヨークなど世界30カ国以上で上演され、日本でも2019年に橋爪功、若村麻由美によって上演された。映画化にあたっては、ゼレール自身が長編初監督作としてメガホンを取っている。

昨年の12月31日に83歳を迎えたホプキンスが演じるのは、監督が当て書きしたという、ホプキンスと同名・同年齢・同誕生日である認知症の父親役。ボストン映画批評家協会賞やフロリダ映画批評家協会賞で主演男優賞を受賞し、レクター博士を演じた「羊たちの沈黙」から約30年ぶりとなる主演男優賞受賞の期待がかかる。また、「女王陛下のお気に入り」でアカデミー賞主演女優賞を受賞したオリヴィア・コールマンが、父を介護する娘を演じている。

ファーザー
2020年5月、TOHOシネマズ シャンテ他 全国ロードショー
配給:ショウゲート
© NEW ZEALAND TRUST CORPORATION AS TRUSTEE FOR ELAROF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION TRADEMARK FATHER LIMITED F COMME FILM CINÉ-@ ORANGE STUDIO 2020

© 合同会社シングルライン