東・西日本で気温高い 寒気の影響受けにくく 気象庁1か月予報

1か月予報(平均気温)。出典:気象庁ホームページ

 気象庁は14日(木)、向こう1か月(1/16~2/15)の天候の見通しを発表した。寒気の影響を受けにくく、向こう1か月の気温は東・西日本で高く、沖縄・奄美で平年並か高い見込み。特に、2週目(1/23~29)は、東・西日本、沖縄・奄美で気温がかなり高い見込み。向こう1か月の降雪量は、東・西日本日本海側は少ない予想となっている。

週ごとの天候予想

1か月予報(日照時間)。出典:気象庁ホームページ

1週目(1/16~22)

 北日本は低気圧の影響を受けやすく、平年に比べ曇りや雪の日が多い見込み。東日本の太平洋側と西日本は冬型の気圧配置が長続きせず、高気圧に覆われやすい予想だ。気温は北日本で低温傾向だが、東日本は高温傾向が見込まれる。

1か月予報(降水量[上]と降雪量[下])。出典:気象庁ホームページ

2週目(1/23~29)

 全国的に高温傾向で、東日本以西はかなりの高温が見込まれる。

 北・東日本の日本海側は寒気の影響を受けにくく、平年に比べて曇りや雪(雨)の日が少ない見通し。一方、北・東・西日本の太平洋側は、低気圧や湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少ない見込み。

3~4週目(1/30~2/12)

 北・東日本は高温傾向、その他は平年並みの予想だが、西日本はやや高温傾向が見込まれる。天候は全国で平年と同様となりそうだ。

■高温に関する早期天候情報

高温に関する早期天候情報。出典:気象庁ホームページ

 東・西日本、沖縄・奄美は19日(火)ごろまで寒気の影響で気温の低い地方もあるが、21日(木)ごろからの5日間ほどは、気温が平年よりかなり高くなる可能性がある。このため気象庁はこれらの地方に「高温に関する早期天候情報」を発表して、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。積雪の多い地域では、なだれにも注意が必要だ。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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