通常国会も〝3密〟避けて異例の対応 恒例の女性議員「着物撮影会」も中止か

三原じゅん子氏(左)と塩村文夏氏(2020年1月)

与野党は緊急事態宣言下で来週18日に招集される第204回通常国会を目前に控え、異例の対応に追われている。

自民党は緊急事態宣言が発出されている現状を鑑み、例年は全ての国会議員が国会内で集まり行う両院議員総会を取りやめる。当日は両院議員総会が開かれない代わりに菅義偉首相(72)のメッセージ動画が、各議員にメールで配信されることになった。「新型コロナウイル感染予防のため、国会内の〝3密〟を避けるための対応を取りました」(自民党関係者)

立憲民主党(枝野幸男代表)は、両院議員総会を翌19日にオンラインで行う。今月31日には、都内ホテルで「2021年度定期大会」を開くが、枝野氏や蓮舫氏(53)らを始めとした党執行役員以外の衆参国会議員や地方議員については、全員Zoomで参加ですることになった。

福山哲郎幹事長(58)は「会場はソーシャルディスタンスを確保しながら行います。党員・パートナーズ・サポーター等々の参加は、ご遠慮いただいて、すべてウェブサイトでのネット中継でのご参加をいただくという形にさせていただきたいと思います」と説明した。

また、例年なら国会招集日に超党派の「和装振興議連」に所属する国会議員が、国会議事堂の正面玄関に参集し、恒例の記念撮影が行われる。

昨年は自民党の三原じゅん子厚生労働副大臣(56)や立民の塩村夏文参院議員(42)らが艶やかな着物姿を披露して話題を集めた。

今年はどうなるのか。永田町関係者は「緊急事態宣言下で、中止になるのではないでしょうか」と話している。

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