アクロクエストテクノロジー、Elasticsearchの高速化・安定化を支援する「運用診断サービス」に機械学習を活用した新オプションを追加

Elasticsearchはソースからあらゆるフォーマットのデータを収集でき、リアルタイムに検索、分析、可視化できる全文検索ツールである。データ増加に応じた拡張性に優れており様々な企業で採用されている。しかし、いざElasticsearchを使ってシステムを構築し運用する場合、検索が当初の想定より遅く性能ボトルネックの原因が不明のため解決ができないことや、システムが不安定になった際にElasticsearchに精通したエンジニアがいないため、原因究明ができない等の問題が発生する恐れがある。性能や稼働の悪化はサービス品質に直結し、重大なビジネス的損失に繋がる可能性を高める。そのため、問題が発生する前にその兆候を検知、通知をする仕組みが必要となってくる。アクロクエストテクノロジー株式会社は、Elasticsearchを使ったシステムの性能課題を早期で解決する「Elasticsearch運用診断サービス」に「機械学習によるシステムの異常検知・通知」のオプションを追加した。Elasticsearch運用診断サービスは、Elasticsearchを活用したシステムに対して運用時のクラスタ状態を可視化し、ボトルネックとなっている箇所をピンポイントで検出、課題となる問題箇所を調査した性能診断レポートを提供するサービスである。今回、さらに異常検知・通知の機能を活用することで、単純な閾値による異常検知だけではなく普段とは異なる変化を検知することが可能だ。システム障害の兆候や、性能低下をすぐに発見し、即座に対応できるようになる。また、Elasticsearchの運用課題となる問題箇所を調査した性能診断結果のレポートが提供される。システムの情報を定量的にまとめ、不安定要因の原因に対して複数の側面から分析して報告され、システム改善方法についてもアドバイスがもらえる。さらに、Elastic公式認定資格を持つエキスパートが計測ツールのセットアップから報告書作成まで一括して実施するので、運用中のElasticsearchクラスタでもシステムを止めずに素早く診断できる。

診断レポートのサンプル1

診断レポートのサンプル2同サービスにより、「思っていたより性能が出ていないが原因が掴めない為、性能確保のためにノードを追加し運用コストが増加してしまう」「バージョンアップに対応できず、いつまでも古いバージョンのまま運用している」「サービス品質の劣化が起こる前に検知、対応をしなければいけないシステムを運用している」等といった課題やニーズの解決に貢献できるとしている。なお、同サービスの料金はElasticsearchノード数によって異なり、月額18万円(税別)からとのことだ。

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