新型コロナウイルスの影響で冷え込んだ地方経済の回復を目的とした観光需要喚起策「Go To トラベル」が緊急事態宣言の発令を受け全国的に一時停止となっている。
宣言解除後に再開の予定となっているが、感染状況よっては延長または地域を限定した再開も考えられる。
しかし、一部の地方自治体や旅行会社、メーカーなどが様々な工夫をこらしオンラインで行える「リモート観光」の取り組み実証実験を実施いているので、紹介したい。
三重県では、鳥羽水族館をはじめたとした3つの施設でANAのグループ会社によるリモート観光実施している。
神戸市はふるさと納税の返礼品として神戸牛とのセットで牧場見学オンラインツアーを用意。通常は衛生管理上立ち入ることのできない牛舎のなかを見られるということで、貴重な体験になるかもしれない。
春日部市は毎年20万人近くを集める人気の「春日部藤まつり」を4月25日に昨年に続きオンラインで開催するという。
自動車メーカーのスバルはオンラインミュージアムが人気。スバルの歴史を紹介しているほか、バーチャル工場見学やゲームなど様々な内容を用意している。
海外に目を向けると在ホノルル日本国総領事館が1月29日、30日の両日にオンライン・トーク＆ミュージックイベント「レインボー・ハーモニックス」を無料配信する。
また、HISは欧州エキスプレスと連携し、2021年1月14日より鉄道オンライン体験ツアー「HIS リモ鉄」の提供開始。海外で活躍する日本国産車両などの見学できるという。この他にもこれまでに累計2,000種類以上のオンライン体験ツアー商品を提供しているという。
国内外を問わず、自由に旅行ができるようになるにはまだしばらく辛抱が必要となるが、これらのサービス利用し旅行気分を味わってリフレッシュしてみるのはいかがでしょうか？
