レメイヒュー争奪戦はヤンキース最有力 本塁打王もラブコール

ヤンキースからフリーエージェントとなったDJ・レメイヒューはヤンキース残留を希望しているとみられるが、ヤンキースの消極的な姿勢に落胆し、他球団への移籍を視野に入れ始めていることが報じられている。しかし、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンは「依然としてヤンキースが明確な最有力候補である」と断言する。最終的には両者が歩み寄り、1年前にジョシュ・ドナルドソンが手にした契約(4年9200万ドル)くらいの規模で合意すると考えているようだ。

ヤンキースは3年契約、レメイヒューは5年契約を希望しているとみられており、ヘイマンは「両者の希望条件に大きな開きがあることは私も知っている」と語る。しかし、ヘイマンによると、ヤンキースには4年契約をオファーする準備があるという。「私の理解では、ヤンキースは4年契約をオファーしようとしている。もともとは3年契約を希望していたから、これは一歩前進と言えるだろう」とヘイマンは伝えている。

ヘイマンによると、ヤンキースが準備している4年契約は年平均2000万ドル前後。一方、レメイヒューは年平均2500万ドル前後の5年契約を希望しているという。まだ両者の希望条件には大きな開きがあるものの、ヘイマンは両者が妥協して歩み寄ると予想。「ジョシュ・ドナルドソンが得た4年9200万ドルくらいの金額になるだろう。これで終わりにすべきだと思う」と述べている。

なお、昨季メジャー最多の22本塁打を放ち、自身初の本塁打王に輝いたルーク・ボイトはレメイヒューの残留を希望し、「彼は球界で最高のバッターだと思う。僕たちには彼が必要なんだ」とラブコールを送っている。昨季はボイトが本塁打王、レメイヒューが首位打者のタイトルを獲得。同一チームから首位打者と本塁打王が誕生するのは1959年のブレーブス(ハンク・アーロンが首位打者、エディ・マシューズが本塁打王)以来61年ぶりの快挙だった。

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