48歳の星!ジムカーナ年間V3の高江淳「まだ負けられない」 知事にシーズン結果を報告

 モータースポーツのJAF全日本ジムカーナ選手権SA2クラスで3年連続の年間王者に輝いた高江淳(48)=沖縄エキサイティングモータースポーツクラブ=が14日、県庁に玉城デニー知事を訪ね、シーズン結果を報告した。46歳で初王者という遅咲きながら、3連覇を成し遂げ「県民にもジムカーナを身近に感じてもらい、競技人口の普及や育成にも注力したい」と語った。

 高江が参戦するSA2クラスは、排気量1600cc以上の前輪駆動SA、SAX車両で、ナンバー付きの市販車であれば参戦可能。長年愛用するインテグラ(ホンダ)で全国を渡り歩いてきた。若手の台頭も著しい中で輝き続ける高江に、玉城知事も「40代で初王者は大変すごい。沖縄のジムカーナ界の大きな星ですね」と称賛を送った。

 例年は3月に開幕し、年間全8戦の蓄積ポイントで王者が決定するが、昨年はコロナ禍の影響もあり全4戦で終了。開幕も遅れ調整も困難な状況下だったが、うち2戦を1位で終え王座を手にした。昨季を振り返り「連覇の使命と重圧から解放されほっとしている。若い世代にはまだまだ負けられません」と王者としての貫禄もにじませた。

 4連覇の期待も懸かる2021年は、新たな挑戦としてスイフト(スズキ)での参戦を決め「モータースポーツ界を背負う者として市場活性化も使命。守りに入らず攻めの姿勢で挑み、若い世代がジムカーナにもっと興味を持ってもらえるよう努めたい」と決意した。

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