小籔千豊 コロナ追跡調査縮小に「始まった時から絶対無理やと思ってた」

小藪千豊

お笑い芸人の小籔千豊(47)が15日、毎日放送「ミント!」に出演し、コロナ追跡調査の縮小について私見を述べた。

新型コロナの急速な感染拡大の影響で、保健所が感染経路や濃厚接触者を調べる「積極的疫学調査」を十分にできないケースが頻発。神奈川県では9日から病院、高齢者施設、福祉施設などの関係者に調査対象を絞り、調査規模を大幅に縮小した。

このニュースについて小藪は「いろんな方がいらっしゃる中で、全員が誰と接触したかを完璧に把握して、電話して聞くっていうこと自体が始まったときから、絶対無理やと思ってました」ときっぱり。自分の私生活での行動履歴を他人に丸投げできるような「聖人君主」ばかりではないと指摘し「『一昨日のことは言いたくないです』っていう人もおるわけですよね。そやのに真面目に言ってる人のだけ聞いて、何の意味があるのか」と苦言を呈した。

さらに「真面目にしてる人に限って外に出てなかったり、(大勢で)食事してなかったりするわけですよね。『僕はたくさんの人とご飯食べてました。毎日そんなんしてました』っていうふざけた人が、保健所の電話の人に真面目に答えるっていうのは、相反すると思う。そんなことする人は保健所に真面目に言わない」と分析し「そういう人が一定数おんのに保健所の方々に『それを聞け!』『追跡せえ!』っていうのは無茶な話やったと思うんですよ、元々」と首を傾げた。

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