【初場所】カド番・朝乃山 得意の形からまさかの3敗目「悔しいとしか言えない」

宝富士(上)に豪快に投げられてしまった朝乃山

大相撲初場所6日目(15日、東京・両国国技館)、大関朝乃山(26=高砂)は幕内宝富士(33=伊勢ヶ浜)に上手投げで敗れて、3敗目を喫した。

立ち合いは悪くなく、得意の左四つに持ち込む展開。そのまま土俵際まで寄ったが、相撲巧者のベテランにうまく上手を引かれると詰め切れず、逆転を許した。

「右が入って土俵際まで持っていっているのに、ダメですね。悔しいとしか言えない。土俵際まで詰めながら、投げられた自分が悔しい」。それでも「今日の相撲は前に出て負けている。明日からも前に出る相撲を取っていきたい」とポジティブにとらえることも忘れなかった。

カド番のプレッシャーは「特にない」という。「前に出る相撲が取れれば白星につながる。自信をもってやっていきたい」と前を向いた。

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