長崎県内 高校入試シーズンスタート コロナ対策徹底

問題用紙が配られ試験開始を待つ受験生=長崎市、長崎女子高

 長崎市や佐世保市などにある県内13の私立高で15日、推薦や前期入試などがあり、高校入試シーズンがスタートした。マスク着用のまま面接するなど各校は新型コロナウイルス対策を徹底している。
 長崎市上小島1丁目の長崎女子高(小野良介校長、352人)は前期入試(推薦、専願、併願)を実施。コロナ対策として各試験の開始時間をずらし、受け付けの場所を分散。校内の除菌を徹底し、1教室の受験者数を20人に制限して間隔を広くした。試験官はマスクとフェースシールドを着け、マスク姿の受験生は緊張した面持ちで注意事項に耳を傾けていた。
 小野校長は「考えられるすべての対策を取り、マスク着用のままの面接など異例ずくめの入試となった」と話した。同校では2月18日に後期試験を予定しており、在校生の検温など今後も対策を進めていく。
 県内の多くの私立高で今月中に推薦や特別入試、2月中旬までに一般(一次)、3月中旬までに二次、後期試験などを予定している。公立高は前期・後期制を導入し、前期は2月3日(2日間実施の場合は4日まで)、後期は3月9、10日。


© 株式会社長崎新聞社