【15日】長崎県内6市2町 37人感染 諫早、平戸でクラスター

15日発表の市町別感染者数(左)と、新型コロナウイルス感染者の入院状況 (14日午後7時現在)

 県と長崎、佐世保両市は15日、6市2町で新たに計37人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表。諫早市の「グループホームおおくさ」と平戸市の高齢者施設でクラスター(感染者集団)が発生した。
 グループホームおおくさでは新たに7人の感染が判明。長崎市が既に公表している陽性者1人を加え感染者は計8人となった。平戸市の施設では新たに6人が確認され、感染者は計10人(施設職員3、利用者7)に。同市などは公民館など市内約80カ所の公共施設を24日まで休止する。
 長崎市は、県内の介護施設職員1人を含む計10人の感染を公表。これとは別に12日から市内に滞在している東京在住の40代男性会社員の感染も明らかにした。同市を訪れる前に東京で検査を受け、14日に陽性の結果が出たという。従業員5人が感染した同市のエレナ上小島店は16日から営業を再開すると発表。「残る従業員69人の陰性が確認され、営業に問題ないと判断した」としている。
 佐世保市の感染者は計4人。学校関係者1人が含まれており、市教委は1校を臨時休校とした。五島市では市長寿介護課職員1人を含む計2人の感染が判明。職員は別の感染者の濃厚接触者で、市は「自宅待機中に発症した。業務上で市民との接触はない」としている。


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