年俸調停権取得1年目の大谷 金額面で合意できず年俸調停へ

メジャーリーグは日本時間1月16日に年俸調停権を持つ選手との交渉期限を迎え、エンゼルスはディラン・バンディ、アンドリュー・ヒーニー、マックス・スタッシ、マイク・マイヤーズ、フェリック・ペーニャの5選手と年俸調停を回避して1年契約を結んだ。しかし、大谷翔平とは金額面で合意に至らず、年俸調停が行われる予定となっている。エンゼルスが年俸250万ドルを提示した一方、大谷は年俸330万ドルを希望しているようだ。

エンゼルスのロースターには年俸調停権を持つ選手が6人おり、バンディは832万5000ドル、ヒーニーは675万ドル、スタッシは160万ドル、マイヤーズは120万ドル、ペーニャは110万ドルでエンゼルスと合意。それぞれ1年契約を結んだ。

しかし、サービスタイム(メジャー登録日数)が3年に達して今オフから年俸調停権を取得した大谷は、二刀流でのプレーをどのように評価するかで意見が分かれたのか、エンゼルスと合意に至らなかった。今後は年俸調停が行われる予定だが、年俸調停を迎える前に双方が妥協する形で契約が結ばれる可能性もある。

エンゼルスは昨オフ、ブライアン・グッドウィンの年俸調停に敗北。エンゼルスは年俸185万ドルを提示していたが、グッドウィン側が主張した年俸220万ドルが支持された。エンゼルスが年俸調停を行うのは2011年のジェレッド・ウィーバー以来のことだった。

「ESPN」のジェフ・パッサンは、カルロス・コレア(アストロズ)、ダンズビー・スワンソン(ブレーブス)、ウォーカー・ビューラー(ドジャース)、イアン・ハップ(カブス)、ジャック・フラハティ(カージナルス)、ドノバン・ソラーノ(ジャイアンツ)、大谷、ライアン・ヤーブロー(レイズ)、マイク・ソローカ(ブレーブス)、J・D・デービス(メッツ)、アンソニー・サンタンデール(オリオールズ)、崔志萬(レイズ)、オースティン・バーンズ(ドジャース)の13選手が年俸調停を行う予定であることを伝えている。

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