【現役放送作家X氏の芸能界マル秘ウラ話】昨年末、吉本興業を退所したオリエンタルラジオ(中田敦彦、藤森慎吾)。中田が藤森に相談なく、独断で退所を決めた。事後報告を受けた藤森は、吉本に残るのではなく、ともに独立することに。「半月くらい悩んだが、相方と一緒にいたら楽しいだろうなと思って決断した」と語り、コンビの解散はないという。
オリラジは美しきコンビ愛を見せてくれたが、こんな芸人ばかりではない。バイきんぐ(小峠英二、西村瑞樹)は、2人合わせて合計5回も解散話が持ち上がる危機があった。事務所に所属していない3年間のフリーランス時代に、小峠は何度も解散を突きつけたのだ。
小峠は当時について「コイツはコイツで面白いと思うんですけど、2人のバランスというか、もっとお互いに適した相手がどっかにいるんじゃないか? ずっとこのままやるよりも、解散してまた新しい相方を探したほうが、うまく行くんじゃないかと…」。
それに対し西村は「まだまだいける!」と強気で、小峠をねじ伏せ、度重なる難局を乗り越えた。
一方、西村からも、くだらない理由で解散を切り出したことがある。
「僕、その当時7年間付き合った彼女にフラれまして、で、全部投げ出したく、全部更地にしようと思いまして、『解散しよう』と」。この時、小峠は全力で「バカかっ!」とツッコミを入れたとか。
安田大サーカスのクロちゃんも解散を狙っていた時がある。もともと芸人ではなくアイドル志望だったため、ずっとそのチャンスをうかがっていた。
団長安田によると「電波少年のオーディションに自分だけ受かって、急に辞めたいって言いだして、その時、ネタもよくなってきてて、ウケだしてて。俺は人生かけてたから、クロちゃんありき、HIROありきのネタやったんで、違うメンバーに代えるのできへんから『ちょっと待ってくれや』って言ったら、冷たい顔で『僕の人生なんで…』みたいな」。
「結局、電波少年に行くってなったら、その企画がおじゃんになったんですよ。ほんなら、それがなかったかのように『頑張りましょう!』みたいな。『すいません』もなく、『どうします? 次のネタ?』みたいな」と、メンバーはクロちゃんの身勝手さに、ただあきれている。
その一方で、今はユーチューブを拠点に活動する雨上がり決死隊の宮迫博之は、意外にも解散を切り出したことがないという。
大阪から東京に出てきた時に、事務所から見放され、仕事が全くなく追い込まれて、目をつぶって赤信号を渡り、自殺未遂したことがある。同じ時、蛍原徹もマンションの7階から飛び降りることを考えていたという。そんな2人の関係性は夫婦以上だ。
「もう、俺らはコンビ30年やってるでしょ。仲良いとか悪いとかじゃないやんか。夫婦よりも、誰よりも一緒におるからね。咳とかで腹立つ時はあるけど。解散しようと思ったことは1回もないわ。だって、必要ないもん。仕事がない時から、思ったことはない。感謝もあるし」と吐露している。