レメイヒュー獲得失敗のブルージェイズ 大物選手の獲得を諦めず

ブルージェイズは今オフ、戦力アップのために大物スター選手の獲得を目指しているが、「次点」だったことが報じられているフランシスコ・リンドーア(インディアンスからメッツへトレード)の争奪戦に続いてDJ・レメイヒュー(ヤンキースとの再契約が確実に)の争奪戦にも敗北。11月上旬にロビー・レイと1年800万ドルで再契約を結んだあと、目立った補強がない状態が続いている。しかし、現在も大物スター選手の獲得を諦めていないようだ。

今オフのブルージェイズはあらゆる有力選手への「興味」が報じられており、市場に出ている有力選手でブルージェイズから関心を寄せられていない選手はいないと言っても過言ではない。ところが、新戦力はゼロ。先発左腕のレイと再契約を結んだものの、リンドーアもレメイヒューも獲得できなかった。

リンドーア争奪戦ではインディアンスにメジャー昇格まで時間を要するプロスペクト(若手有望株)を中心とした交換要員をオファーしていたことが報じられているが、インディアンスは即戦力とプロスペクトのバランスが取れたメッツからのオファーを選択。レメイヒュー争奪戦では4年7800万ドルをオファーしていたようだが、総額9000万ドルの契約を望むレメイヒューはヤンキースとの6年9000万ドルの契約を選択した。

補強失敗が続いているブルージェイズだが、メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、大物スター選手の獲得に向けてトレバー・バウアー、J・T・リアルミュート、ジョージ・スプリンガーと連絡を取り続けているという。

スプリンガーについてはメッツとの一騎打ちになっていることが報じられているが、「メッツのスプリンガー獲得は指名打者制の動向次第」との報道もあり、ナショナル・リーグで指名打者制が採用されないのであれば、メッツはスプリンガー争奪戦から撤退する可能性がある。ブルージェイズはついに念願の大物スター選手を手に入れられるかもしれない。

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