元所属先がMF久保建英を分析「この移籍は完全な失敗だったわけではない」

久保建英

スペイン1部ヘタフェに移籍した日本代表MF久保建英(19)について、元所属先の同1部ビリャレアルの専門サイト「ビリャレアル USA」が分析した。

久保は大きな期待を受けてビリャレアルに加入したが、わずか半年で退団した。その理由について、同メディアは「リーグ戦の最初の数試合は、数分しか出番がなかった。しかし、欧州リーグではスタメンだった。そのパフォーマンスから判断すると、久保は才能の火花を見せたと言っても過言ではないが、火花は火花のままだった。彼はこのレンタル期間を通じて、継続性に欠けていた。彼は保証されたスターターのように振る舞っていたがが、実際はそれから遠く離れていた」と指摘した。

一方で、久保の課題についても触れ「この移籍は完全な失敗だったわけではない。久保は全体的に失敗が目立ったが、彼が才能を持っていなかったということではない。彼は十分ではないということだ。多くのことを学んだと言える。彼が最も学んだことは、一貫性の欠如であることを願っている」と伝えた。

その上で「特定の役割を果たしながら効率的かつ一貫性を保つように取り組む必要がある。トップクラブでは、マジョルカのように攻撃でプレーヤーがやりたいことを何でもできるわけではない。もう少し磨く作業と時間が必要になる」と予想した。

ビリャレアルでは思うようなプレーを見せられなかっただけに、新天地で一刻も早く見返したいところだ。

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