『サンドのこれが東北魂だ』国道6号線を舞台に「伊達ちゃん号」で福島・宮城の縦断旅!

(C)tbc東北放送

2012年から放送している、お笑いコンビ・サンドウィッチマンが東日本大震災の被災地を応援する「サンドのこれが東北魂だ」シリーズの第10弾。

今回は、国道6号線を舞台に福島から宮城の沿岸部を北上する旅に出る。国道6号線は、東京・日本橋から千葉・茨城・福島を経由して仙台へ至る約410キロの道のり。地域の暮らしを支える大動脈は、東日本大震災からの復興の道である一方、6号線のそばには今も立ち入りが制限されている帰還困難区域があり、福島の厳しい現実が横たわっている。

これまで幾度となく被災地を訪ねてきたサンドの二人だが、震災からまもなく10年を迎える東北への思いは特別だ。今回、宮城県出身のサンドと旅を共にするのは、秋田県出身の生駒里奈に、福島県出身のあばれる君とオール東北のメンバー。さらに、特別ゲストとして、元なでしこJAPANのメンバー・丸山桂里奈も参戦し、旅を盛り上げる。

「伊達ちゃん号」で北上する一泊二日の弾丸ツアー。そこには、素敵な出会いと笑顔、そして最後には感動のサプライズが待っていた!

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○やっぱり踊りたい! スパリゾートハワイアンズ(福島県・いわき市)

フラダンスのショーで知られる福島の人気観光スポット「スパリゾートハワイアンズ」。震災発生当時は大型屋内プールなどの主要施設が破損し、長期間の休業を余儀なくされた。フラガールたちは、復興に向けて立ち上がり、全国をキャラバンで駆けめぐった。

フラガールになって3年目になる宮城県亘理町出身の髙倉ななさん(21)。当時小学6年生だった髙倉さんは、このキャラバンの活動を見て感動し、フラガールになろうと決めたという。「コロナ禍で踊れることに今まで以上に幸せを感じている」というフラガールの復興への熱い思いと感動のステージに迫る。さらに、あばれる君がファイヤーダンスに参戦!? まさかの衝撃映像を見逃すな!!

○復興のシンボルとして再始動 Jヴィレッジ(福島県・楢葉町)

日本サッカー界初のナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」。震災発生から全面閉鎖されていたが、2018年に再始動、現在はアスリートの育成施設とともに復興のシンボルとしても注目されている。

元なでしこジャパンのメンバーで現在はタレントとして活動する丸山桂里奈は、かつて J ヴィレッジをホームにしていた東京電力のチームでプレーしていた。青春時代を過ごし「第二の故郷」と話す丸山の福島への思いとは・・・。そしてサンドもびっくり! あの超天然キャラはガチだった!?

○津波被害からの復活へ 請戸漁港(福島県・浪江町)

原発事故で大打撃を受けた福島の漁業は、水揚げ量などを制限する試験操業が今も続く。原発に一番近い漁港であり、震災による津波で甚大な被害を受けた浪江町の請戸漁港は昨年4月ようやく市場が再開された。

震災前、請戸で水揚げされる魚は築地の競りで最初に値がつく高級魚として知られていた。現在でも風評被害など困難も多く残されているが、漁師たちは請戸ブランドの復活に向けて、日々奮闘している。そこには、未来に向かって歩みを進める19歳の若き漁師の姿も。

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○松川浦の新たなにぎわいの拠点 浜の駅 松川浦(福島県・相馬市)

松川浦大橋を渡った先にある、昨年10月にオープンした「浜の駅 松川浦」。新たなにぎわいスポットとして注目されている。併設された食堂「浜の台所 くぁせっと」では、すぐ近くの松川浦漁港から水揚げされたばかりのカレイやヒラメなどを漁師が自らさばいて提供している。この松川浦でサンドはある人物と約8年ぶりの再会を果たす。

○今伝えることで未来に役立つ 中浜小学校(宮城県・山元町)

震災の伝承施設「震災遺構」として昨年9月に一般公開が始まった宮城県山元町の「旧中浜小学校」。当時、校舎にいた児童や教師など90人が屋上に避難し、全員が無事救助された。当時校長だった井上剛さんは避難指定場所への移動は不可能と判断し、校舎屋上への避難を決断した。90人もの命を守った校舎は、地域の人たちの心の拠り所となっている。震災発生から10年、井上さんが今伝えたいこととは。そして、当時の児童たちが身を寄せ合って一夜を明かしたあの日の思い出を語る。

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○シラス愛が止まらい! かわまちテラス閖上(ゆりあげ)「ちりめんの鈴栄」(宮城県・名取市)

1896年(明治29年)創業、福島県浪江町でちりめん加工の「鈴栄」を営む鈴木健一さんは震災から5日後、夫人とともに親戚の住む神戸へ避難した。

神戸では魚の加工とは別の仕事をしていたが「このままでは魚屋ではなくなってしまう」と、福島県相馬市の海苔屋で働いた後、2016年、宮城県名取市閖上に移り水産加工場を再建。2019年に海が見える絶好のロケーションに建てられた商業施設「かわまちてらす閖上」に新店舗をオープンした。閖上では2017年から日本最北とされるシラス漁の本格操業がスタートし、名取市の特産品に「北限のしらす」が新しく加わった。閖上漁港近くに漁場や加工工場があるため、鮮度が保たれるのが特徴という。二人三脚でシラスにかける夫婦の思いに迫る。

■ひとこと

<伊達みきお(サンドウィッチマン)>

福島県相馬市の松川浦は昔よく釣りにも行っていたところですが、「浜の駅」など新たなスポットもできていました。東日本大震災から10年が経ちますが、これからは「観光1年目」として続いていくと言っていたことが印象的でした。

山元町の中浜小学校は震災遺構として残っていますが、これから学校の先生になる人などが訪れると色々なことを考えるきっかけになるのではないかと思います。

<富澤たけし(サンドウィッチマン)>

ハワイアンズでのあばれる君の活躍が印象に残っています。果たしてオンエアされるのか?

<生駒里奈>

昨年に続き2回目の出演でしたが、この1年でどれだけ色々なことが起きたのか、また10年という節目の年でこれからの未来がどうなっていくのか、皆さんの気持ちや目標を聞くことができて、私も頑張らなければと思いました。(一番印象に残っているのは)スパリゾートハワイアンズでのあばれる君の活躍です・・・。

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<あばれる君>

福島県いわき市の「チーナン食堂」が印象的。小名浜の胃袋を支えている2人のお母さんのしゃべりの上手さに圧倒されました! 美味しいものでこの街を支えていくという気持ちが料理に表れていました。

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