【卓球】伊藤美誠が全日本準決勝進出 最終日の大一番へ「10時間は寝たいです」

準決勝に進出した伊藤美誠

卓球の全日本選手権第6日(16日、丸善インテックアリーナ大阪)、女子シングルス準々決勝は東京五輪代表の伊藤美誠(20=スターツ)が、長崎美柚(18=エリートアカデミー)に4―0(11―8、13―11、11―9、11―4)のストレートで完勝した。

主導権を渡さなかった。伊藤は強打が持ち味の相手に対して、サーブやレシーブのコース、緩急を重視。序盤こそ「サーブがきかなかった」ようだが、数種類のサーブを繰り出し「後半につれてどんどん流れがよくなった」という。読みを外して自らの得点に結びつけ「今日は頭を使った駆け引きというか、そういう試合だった」と振り返った。

最終日(17日)の準決勝は早田ひな(20=日本生命)と激突する。昨年の準決勝で敗れた伊藤は1年ぶりの対戦に「私らしく楽しみたいと思いますし、もちろん勝ちに行くことを前提に頑張りたい」と意気込んでいる。

2年ぶりの頂点へ「『楽しかった』と笑って終われるように」と話す伊藤。まずは「10時間は寝たいです。そしたら元気モリモリなので」としっかり充電するつもりだ。

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