卓球の全日本選手権第6日(16日、丸善インテックアリーナ大阪)、女子シングルス準々決勝は昨年覇者の早田ひな(20=日本生命)が、佐藤瞳(23=ミキハウス)を4―1(11―5、11―6、8―11、11―3、11―6)で破った。
カットの名手を苦にすることなく、持ち味を発揮した早田は「自分のパワードライブをどれだけ生かせるかが、カットマンとの試合では重要になってくる。最後にパワードライブで仕留められるように戦術を組んだ」と振り返った。
最終日(17日)の準決勝は東京五輪代表の伊藤美誠(20=スターツ)と対戦。昨年に続いてハイレベルな一戦が予想されるが「お互いが100%の力で思い切って試合ができたらいいなと。尊敬する選手でもあるので、思い切ってやるだけだと思う」と力を込める。
宿舎では映像を見返して「明日どう戦うかを考える」と戦略を練る一方で、リフレッシュタイムも欠かさない。ユーチューブでダンスの動画を見たり「お風呂に入っているときは美容系ユーチューバー(の動画)を見たりしている」
今大会も早田が主役となるのか。最後まで目が離せない。