楽天外野手は15億円、巨人大砲は8億円超 12球団新助っ人を最高年俸で“格付け”

楽天入りのルスネイ・カスティーヨ、巨人入りのエリック・テームズとジャスティン・スモーク(左から)【写真:Getty Images】

日ハムのアーリンは1.5億円、楽天コンリーは1.6億円が最高年俸

1月も半ばとなり、2021年のキャンプインが迫ってきた。各球団のシーズンに向けた戦力も整いつつあり、新外国人選手もほぼ出揃ったと言えるだろう。

新型コロナウイルスが世界的に広がる中で今季も各球団で多くの助っ人たちが来日する予定。では、今季、新加入の助っ人たちでも過去の実績に秀でた選手はどの選手なのだろうか? これまでのキャリアでの最高年俸を検証し、ランキング形式で上位7人をピックアップしてみよう。

7位 ロビー・アーリン投手(日本ハム)
2019年:145万ドル(約1億5300万円)

2009年のドラフト3巡目でレンジャーズに入団した左腕のアーリン。パドレスに移籍し、2013年にメジャーデビューを果たすと、メジャー通算115試合に登板。2018年には39試合に登板し、うち12試合で先発。4勝7敗の成績を残すと、2019年には年俸145万ドル(約1億5300万円)の契約を結んでいた。昨季はパイレーツ、ブレーブスで計9試合に登板した。

6位 アダム・コンリー投手(楽天)
2020年:152万5000ドル(約1億6100万円)

2008年のドラフト32巡目でツインズに入団した左腕のコンリー。マーリンズで2015年にメジャーデビューすると、2016年には25試合に先発して8勝6敗の好成績をマークした。2018年からはリリーフとなり52試合に登板。2019年も60試合に登板すると、オフに152万5000ドル(約1億6100万円)の契約を結んだ。迎えた昨季はメジャー登板なしに終わった。

ロッテ加入のエチェバリアは2018年の年俸は6億円を超えていた

5位 ドミンゴ・サンタナ内野手(ヤクルト)
2019年:195万ドル(約2億600万円)

2009年にアマチュアFAでフィリーズと契約しプロ入りし、2011年にはトレードでアストロズへ。2014年にメジャーデビューを果たすと、ブルワーズに在籍した2017年には30本塁打を放ってブレークした。マリナーズへと移籍した2019年の年俸は195万ドル(約2億600万円)。インディアンスでの昨季は125万ドル(約1億3200万円)だった。

4位 アデイニー・エチェバリア内野手(ロッテ)
2018年:590万ドル(約6億2400万円)

キューバ出身のエチェバリアは2010年にアマチュアFAでブルージェイズと契約。2012年にメジャーデビューを果たすと、その年のオフにトレードでマーリンズへと移籍した。マーリンズで遊撃手のレギュラーとなると、その後はレイズ、パイレーツ、ヤンキース、メッツ、ブレーブスなどを渡り歩いた。2018年には年俸590万ドル(約6億2400万円)に。今季の年俸は100万ドル(約1億500万円)だった。

3位 エリック・テームズ内野手(巨人)
2019年:600万ドル(約6億3400万円)

2008年にドラフト7巡目でブルージェイズに入団。2011年にメジャーデビューを果たすと、いきなり95試合に出場して12本塁打を放った。将来を期待されたが、伸び悩み、2014年には韓国のNCダイノスに移籍。韓国では3年連続で30本以上を放ち、2017年にブルワーズでメジャー復帰。この年に31本塁打を放つと、2019年にも25本塁打をマークした。この2019年の年俸は600万ドル(約6億3400万ドル)。昨季はナショナルズで41試合に出場して3本塁打に終わった。

楽天のカスティーヨは2014年に7年総額76億円超の契約を結んでいた

2位 ジャスティン・スモーク内野手(巨人)
2019年:800万ドル(約8億4600万円)

2008年にドラフト1巡目でレンジャーズに指名されてプロ入り。2010年にメジャーデビューを果たすと、シーズン途中にマリナーズへとトレードで移籍した。4年連続で2桁本塁打を放つと、2015年に移籍したブルージェイズでは5年連続2桁本塁打。2017年に自己最多の38本塁打を放ち、2019年の年俸は800万ドル(約8億4600万円)だった。

1位 ルスネイ・カスティーヨ外野手(楽天)
2020年:1427万1429ドル(約15億1000万円)

メジャーでの実績は上記のスモークには及ばないものの、メジャー最高年俸は楽天に加入するカスティーヨがトップ。キューバ代表として活躍していたカスティーヨは2013年末に亡命。2014年にレッドソックスと7年総額7250万ドル(約76億6600万円)で契約した。2014年にメジャーデビューを果たしたものの、2016年を最後にメジャー出場はなし。それでも、当初結んだ7年契約により、昨季の年俸は驚愕の1427万1429ドル(約15億1000万円)だった。

新助っ人が来日して活躍できるかどうかは蓋を開けてみなければ分からない。昨季のオリックスのアダム・ジョーンズや巨人のヘラルド・パーラのように、メジャーでの実績があっても、NPBで活躍できるとは限らない。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2