「風車で景観変わる」観光への懸念相次ぐ 風力発電計画の説明会 大崎・鳴子  

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観光、景観への影響の懸念が相次いだ説明会

 宮城県大崎市鳴子温泉の川渡地区などに計画中の大規模風力発電所の説明会が16日、同市の鳴子公民館であった。住民からは高さ最大200メートルの風車が完成すると景観が変わるとして、観光への影響を懸念する声が相次いだ。
 約20人が参加。「県の審査会で景観の専門家が計画に反対した。影響を回避できるのか」「地図だけでは分からず、実際の見え方の予想図を示してほしい」との意見があった。
 旅館経営者は「鳴子には年200万人超の観光客が訪れていた」とし、全国の意見も反映するよう要望した。説明会は約3時間40分に及んだ。
 事業者側は、完成予想の合成写真を早期に示すことを約束。風車を最大24基とした当初計画を、最大20基に見直したと説明した。
 計画は六角牧場風力発電事業(仮称)。市民風力発電(札幌市)などが設立した事業目的会社「川渡風力発電」が事業主体となり、大崎市と栗原市にまたがる東北大川渡フィールドセンターの牧場跡地で、2025年度末の運転開始を目指す。最大出力は7万キロワット。
 川渡風力は環境影響評価方法書の縦覧を、大崎市役所などで25日まで実施している。インターネットでも閲覧でき、意見書は2月8日まで受け付ける。