卓球の全日本選手権最終日(17日、丸善インテックアリーナ大阪)、女子シングルス準決勝は東京五輪代表の伊藤美誠(20=スターツ)が、昨年覇者の早田ひな(20=日本生命)を4―3(4―11、11―9、11―9、7―11、8―11、11―8、11―8)で破って決勝に駒を進めた。
大注目の一戦を制した。伊藤は一進一退の攻防で第2ゲームを奪って流れをつかんだかに思われたが、第4、第5ゲームを落として土俵際に追い込まれる。それでも、ここでギアを1段階上げて3―3のタイとすると、最終第7ゲームは一度もリードを許差なかった。
2年連続でフルゲームの死闘。昨年は惜しくも敗れて、シングルス3連覇を阻止されたが、今年はリベンジに成功。2年ぶり3度目の頂点へ決勝は石川佳純(27=全農)と〝五輪代表対決〟となる。