週間天気 週前半は北日本を中心に冬の嵐のおそれ 週後半は寒さ和らぐ

週間予報(天気)

 この先、週の前半は低気圧や強い寒気の影響で北日本を中心に冬の嵐となるおそれがある。ただ、週の中頃からは寒気の流れ込みが弱まり、寒さも和らぎそうだ。

週の前半は強い寒気流入

18日(月)昼過ぎの天気[上]と午後9時の予想天気図[下]

 18日(月)は、前線を伴った低気圧が日本海を発達しながら進み、19日(火)にかけて北日本へ近づく見込み。その後日本付近には強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まる見通し。このため、北日本や日本海側を中心に雪や風が強まり、大雪や猛吹雪となるおそれがある。先週中頃からいったん気温が上がり、雪解けが進んだ後に多くの雪が降る所もあり、新たな雪によるなだれや落雪に注意し、大雪や猛吹雪による交通障害、除雪作業中の事故にも注意が必要。

19日(火)午前7時の雨雪と風の予想

 また、日本海側を中心に大気の状態が不安定になるため、落雷や突風、ひょうにも注意が必要となる。一方、太平洋側では晴れる所が多いが、18日夜から19日前半にかけては近畿など一部で雪の降る可能性がある。

 気温は、全国的に週の中頃にかけて平年並みか平年を下回る所が多い見込み。朝は内陸を中心に水道管の凍結などにも注意が必要だ。

週の中頃からは寒さ和らぐ

週間予報(最低/最高気温)

 週の中頃からは強い寒気が北へ退くため、大雪は収まる傾向で、寒さも和らぎそうだ。週の後半は西日本や東日本では最高気温が10℃を超える所が多くなる見込み。ただ、その分再び雪解けが進むため、雪崩などには引き続き注意が必要となる。また、気温の変化で体調を崩さないよう注意したい。

(気象予報士・佐々木聡美)

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