【新型コロナ】17日、横浜市で268人感染 クラスター認定の施設で拡大

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は17日、新たに10歳未満~90代の男女268人の感染が確認され、70代男性が死亡したと発表した。

 亡くなった男性は11日、自宅で倒れているところを家族が発見。市内の医療機関に搬送されたが、同日死亡が確認された。搬送時に検体を採取し、抗原検査で陽性が判明した。基礎疾患の有無は不明という。

 新規感染者268人のうち、2人が中等症、266人は軽症・無症状または調査中。130人が感染経路不明、82人が家庭内感染が疑われるという。

 年代別の内訳は10代未満が16人、10代が22人、20代が61人、30代が28人、40代が47人、50代が39人、60代が23人、70代が21人、80代が8人、90代が3人。

 済生会横浜市南部病院(港南区)ではクラスター(感染者集団)が発生。同じ病棟内の職員4人、入院患者6人の陽性が判明した。

 市内の障害者入所施設でも職員3人、利用者6人の陽性が判明し、既に陽性が明らかになっていた利用者2人と合わせて、感染者は11人となり、クラスターと認定された。

 既にクラスターと認定されている横浜刑務所(港南区)で職員1人、市内の有料老人ホームで入所者2人が陽性となり、感染者はそれぞれ37人、8人となった。

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