【競泳】渡辺一平が進化証明誓う!日本新を更新し「五輪では世界を驚かす」

今年の抱負を色紙にしたためた渡辺(LDH JAPAN提供)

競泳男子200メートル平泳ぎの前世界記録保持者・渡辺一平(23=トヨタ自動車)が、さらなる進化を遂げている。

現在、長野・東御の準高地トレーニング施設で調整中。昨年12月の日本選手権では同種目で2分7秒08の好タイムを叩き出して2連覇を果たし「このタイミングでこのタイムが出るとは思わなかった」と自信を深めた。今後はジャパン・オープン(2月4日開幕)、日本選手権(4月3日開幕、ともに東京アクアティクスセンター)に出場する。

両大会に向けても準備は万全なようで「上半身がバテる感覚がなくなってきた」と持久力と筋力の強化に手応え。大学1年時から指導する奥野景介コーチ(55)が「例えば200メートルを10本泳ぐ際に、休息を1分から45秒にしても同じぐらいのタイムで泳げている」と目を細めるほどだ。

進化を証明するために2月のジャパン・オープンでは自身の持つ日本記録(2分6秒67)更新を照準に定める。さらに「日本選手権では5秒台、五輪ではそれ以上と世界を驚かすようなパフォーマンスが見せられると思います」と言い切った。新型コロナウイルス禍で東京五輪の今夏開催は悲観的な流れだが、まずは4月の代表内定へ集中する。

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