【テニス】全豪コロナ問題 ジョコビッチの隔離措置緩和要請は却下

ジョコビッチの要請は却下された

テニスの四大大会、全豪オープン(2月8日開幕、メルボルン)を前に、新型コロナウイルス陽性者と同じチャーター機で移動したことで隔離措置を受けている72選手について、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(33=セルビア)が大会主催者へ措置緩和を求めたが、却下されたと18日、地元オーストラリア各紙が報じた。

陽性者と同乗していた錦織圭(31=日清食品)らには、ホテル自室からの外出禁止など、厳しい隔離措置が取られている。選手らからは、同乗するリスクを十分に知らされていなかったことや、練習ができないことなどに不満の声が噴出。ジョコビッチは、選手らをテニスコート付きのプライベートハウスへ移すことなどを大会主催者へ要請したという。

しかし、地元紙はメルボルンのあるビクトリア州の検疫担当者が「全豪オープンに適応されるルールに変更はない」と明言。同州首相のアンドルーズ氏も「ウイルスが誰も特別扱いしないよう、ここでは誰も特別扱いしない」と話したと報じている。

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