ヤンキースが先発右腕・カスティーヨ獲得? レッズGMは否定

ベネズエラ人記者のリカルド・ギボンは日本時間1月18日、ヤンキースがルイス・カスティーヨ(レッズ)獲得に向けてトレード交渉を行っていることを報じた。ギボンによると、トレードはほぼ成立しており、ヤンキースはレッズからカスティーヨに加えて強打者1人を獲得する見込みだという。しかし、「ESPN」の敏腕記者ジェフ・パッサンはこの報道を否定。レッズのニック・クロールGMも「トレードの噂は完全に間違っている」とカスティーヨ放出を否定している。

現在28歳のカスティーヨは、昨季レッズで12試合に先発して70イニングを投げ、4勝6敗、防御率3.21、89奪三振を記録。8月までの7先発で0勝5敗、防御率4.10と苦しいスタートになったが、9月に5先発で4勝1敗、防御率2.20と盛り返した。2019年には15勝8敗、防御率3.40、226奪三振の好成績をマーク。フリーエージェントまであと3年保有できるため、トレード市場の注目株となっている。

そんなカスティーヨの動向について、ベネズエラ人記者のギボンやドミニカ人記者のヘクター・ゴメスがヤンキースへのトレードが決定的になっていることを伝えた。ところが、敏腕記者として知られるパッサンは「ルイス・カスティーヨはヤンキースへトレードされていない。定期的に誤報を流す人々を信じるのはやめよう」とツイートし、この報道を真っ向から否定している。

また、メジャーリーグ公式サイトでレッズの番記者を務めるマーク・シェルドンは、クロールの「トレードの噂は完全に間違っている。我々は彼のことを2021年の先発ローテーションの一員と考えている」というコメントを紹介。水面下でトレード交渉が行われている可能性もあるが、少なくとも現時点ではカスティーヨのヤンキース移籍は成立していないようだ。

ヤンキースがカスティーヨの獲得に成功すれば、田中将大がヤンキースに残留する可能性は「ゼロ」になる。ヤンキースは本当にカスティーヨの獲得に動いているのか。続報が待たれるところだ。

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