【フィギュア】ネーサン・チェンが全米5連覇! 3月世界選手権で羽生と激突

全米選手権で5連覇を達成したチェン(ロイター=USA-TODAY)

フィギュアスケートの全米選手権最終日(17日=日本時間18日、ネバダ州ラスベガス)、男子シングルスでネーサン・チェン(21)が5連覇を達成した。

ショートプログラム(SP)で1137・92点をマークし、首位発進したチェンはフリーでもトップの208・36点とし、合計322・28点で優勝した。男子では1946~52年にリチャード・バトンが7連覇して以来となる5連覇。世界選手権(3月、スェーデン・ストックホルム)の代表にも内定した。

米紙「USA TODAY」は「5度の全米制覇で五輪に照準を合わせる」との見出しで「次の冬季五輪は13か月後。3年前、2018年に韓国でSP17位、フリーでトップとなり、総合は5位でしたが、21歳のチェンは平昌五輪以降、無敗で一度も負けていません」とし「複数のクアッドジャンプを何度も着氷させている。チェンが世界、国内で何度も勝つことは偉業なのです」と報じ、母国のスターをたたえた。

日本男子のエース、五輪2連覇の羽生結弦(26=ANA)は昨年12月の全日本選手権で合計319・36点(SP=103・53、フリー=215・83)で、5年ぶり5度目の優勝を果たしたが、3月の世界選手権ではライバルで3年間不敗のチェンに土をつけられるか。

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