豆まきをしたり、恵方巻を食べることでおなじみの「節分の日」。2月3日で知られている節分ですが、今年2021年は2月2日が節分の日になります。なぜ今年は節分の日が2月2日になるのでしょうか?そして、今年の恵方は?恵方を向いていただく恵方巻の食べ方について、正しく知って日本の行事を楽しみましょう。
節分の日は立春の前日にあたる
節分の日は2月3日がしばらく続いていましたが、今年は2月2日が節分の日にあたります。これは1897年(明治30年)以来124年ぶりなのだとか。なぜ今年は2月2日なのでしょうか?国立天文台が観測・計算して発表する「立春」の日が2021年は2月3日となったことにあります。本来節分の日は、立春の前日にあたるため、立春の前日にあたる2月2日が今年の節分の日となります。
国立天文台によると、この日にちのずれは地球が太陽の周りを回る公転の周期が、1年きっかりではないことが原因だそう。これが影響して、立春の日付が前後することにより、節分の日が2月3日でない年が出てくるのです。
2021年の恵方は?
今年の恵方は南南東。節分の日に食べるとされる恵方巻は、その年の良い方向とされる恵方を向いて食べます。恵方巻には食べ方のルールがいくつかあります。
恵方巻の食べ方って?
恵方巻の食べ方にはルールがあります。ルールに則って、正しく恵方巻をいただきましょう。
恵方を向いて食べる
恵方とは、その年の福徳を司る「歳徳神(としとくじん)」のいる方角で、その方角に向かって事を行えば吉とされています。今年の恵方は南南東のため、南南東の方向を向いて恵方巻をいただきましょう。
黙って食べる
よそ見をせず恵方を向いて、恵方巻を黙って食べます。食べ終わるまで黙って食べないと、ご利益が得られないといわれています。恵方巻を丸ごと食べ終わるまでは、家族などとおしゃべりせずに静かに食べます。
1本まるごと、一気に食べる
恵方巻は切り分けたりせず、1本まるごとを一気にいただきましょう。休憩をせずに一気に食べることがポイント。太巻きを食べるのが大変な場合は、中太巻きや細巻きを用意するのもよいでしょう。
今年の節分は2月2日!南南東を向いて、恵方巻を正しい食べ方でいただきましょう。