サッカー・カメルーン代表に魔術疑惑 ピッチ上に死んだコウモリが…

昨年10月に日本代表と親善試合を行ったカメルーン代表(ロイター)

サッカーのカメルーン代表が公式戦で勝利のために〝呪術〟を使用したとの疑惑が浮上している。

アフリカ各国の国内組のみが参加して4年に1度開催されるアフリカネーションズチャンピオンシップで、開催国のカメルーンが16日に行われた開幕戦のジンバブエ戦で1―0と勝利を飾ったが、この一戦が物議をかもしている。

英紙「サン」が「ジンバブエの監督が、開幕戦の後にピッチで死んだコウモリが見つかり、カメルーンの魔術だと非難している」と報じ、波紋を呼んでいるのだ。

西アフリカ地域では現在でも呪術や黒魔術が盛んで、サッカー界でもたびたび騒動に。2002年のアフリカネーションズカップではカメルーンのトーマス・ヌコノGKコーチがピッチ上で黒魔術を行った疑いで警察に逮捕され大問題になった。

そこでアフリカサッカー連盟は同年に「呪術禁止」を加盟国協会に通達したが、10年南アフリカW杯で日本と対戦したカメルーンが呪術師をチームに同行させたり、昨年3月のU―20アフリカカップ決勝でセネガルの選手がソックスから呪術に使用される人形のような物体を取り出して相手ゴールへと投げ込むなど黒魔術にまつわる騒動は後を絶たない。

そうした中、今回の開幕戦後に黒魔術で使用されることの多いコウモリの死骸がピッチで発見されて大騒動に。ジンバブエのクロアチア人指揮官のズドラブコ・ロガルシッチ監督が、ピッチ上に放置された死骸を指さしながら「カメルーンの魔術」と書かれた紙を示して撮影された写真が現地メディアなどで大々的に報じられている。

日本ではマンガ「呪術廻戦」が大ヒットしているが、サッカー界のリアル呪術バトルが注目を集めそうだ。

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