広島・佐々岡監督 〝空白〟の守護神枠「二軍スタートの選手にもチャンスある」

護国神社でで必勝祈願を行った広島・佐々岡真司監督(右手前)

広島が18日、マツダスタジアムで春季キャンプに向けてスタッフ会議を行った。就任2年目となる佐々岡真司監督(53)は「先発にしろ、リリーフにしろ、野手もそうだが基本は底上げをしたい。若い選手がチームの戦力となるようにやっていければいい」とテーマを掲げた。

コロナ禍によって発生した新たな課題も織り込み済みだ。昨季19セーブのフランスアが母国での新型コロナ感染により、キャンプ合流が遅れることが決定的。不測の事態を想定する指揮官は「そのポジションで誰が出てくるのか、二軍からスタートする選手にも当然チャンスがあるので、アピールしてほしい」と新たな守護神候補の台頭に期待を寄せた。

また、V奪還に向けては攻撃と守備両面でのレベルアップも必須。河田新ヘッドコーチは「チーム打撃とか守備とか、練習不足なのではないか。練習していたらもうちょっとなんかあるはず。やったほうがいいことはどんどん仕向けていかないと」と実戦的な練習の導入を予告していた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社