スペイン１部ヘタフェに期限付き移籍した日本代表ＭＦ久保建英（１９）が１８日、現地で入団会見を行って移籍を決断した理由を明かした。
今季の開幕前に移籍したビリャレアルで思うように出場機会を得られず、異例の同シーズンでの再レンタル移籍に踏み切った久保。「僕は若く、サッカー選手として試合に出ることが必要だった。他にも話はあったけど、僕に最も興味を持っていたのがヘタフェだった」と出場機会を最重視してヘタフェを新天地として選択した経緯を説明した。
８日に入団が決まり、チーム練習に参加しないまま１１日のエルチェ戦でぶっつけ本番での新天地デビューとなったが、いきなり２得点に絡む活躍で実力を証明。「２つのゴールに関わることができたので、自信を持てている。すべての選手が、私がスムーズに適応することを助けてくれた」とヘタフェでの成功を確信。「次の試合が重要だ」と２０日に予定されるＦＷ岡崎慎司（３４）が所属するウエスカとの〝日本人対決〟での活躍を誓った。
そして「僕の目的は、チームの目標達成のために貢献することで、それは僕のサッカー選手としての成長にも役立つ」と残りシーズンで多くの出場機会を得て飛躍する覚悟だ。力強い言葉で意気込みを語った日本の至宝が、苦境を経て新天地でのブレークを狙う。
