インフル 県内2カ月で3人 コロナ対策奏功し激減

 県内で今冬、インフルエンザの感染者が極めて少ない状況が続いている。昨年11月上旬から今月10日までに県内59の定点医療機関から報告のあった患者数はわずか3人で、過去5年間(2015~19年度)の同時期比平均3324人の1000分の1に激減した。新型コロナウイルスへの感染対策の徹底が要因とみられ、全国的にも流行入りの兆しは見られない。ただ医療現場はコロナ感染者の対応に追われており、県感染症対策室は「同時流行すれば、コロナ対応に追われる医療現場はさらに逼迫(ひっぱく)する。油断せずに対策を続けてほしい」と呼び掛けている。

© 株式会社宮崎日日新聞社