阪神・坂本が目指す〝あいつアホちゃうか?〟の真意

坂本が阪神のムードを盛り上がる(球団提供)

チームに〝勢い〟をもたらす男に―。阪神・坂本誠志郎捕手(27)が18日、沖縄県内での自主トレを公開し、代表取材に対応した。

昨季は捕手として38試合に出場。24試合でマスクをかぶり、同86試合で先発した正捕手・梅野を追う立場。「プレーボールからゲームセットまでずっと出続けられるように。打つだけ、守るだけはダメ。総合的にレベルをもっと上げていきたい」とまずは捕手としての存在感をさらに高めていきたいと話す。

さらに坂本が踏み込んだのが、一軍内での立ち位置。今季がプロ6年目で「年下の選手も増えてきた」と、チームのムードにも気を使える男になるのが〝裏のテーマ〟であるという。

もともと明るい性格で、昨季も活動自粛中に趣味で作ったケーキをナインに振る舞ったり、試合前の円陣では、矢野監督の勝負グッズとして販売された『赤パンツ』をはいて声出しを行ったり、ナインの士気を高めることには定評がある。

「あいつアホちゃうか?と思うようなことでも、大きい声を出していたりとか、何かで周りの印象に残ったり『あいつやったら何かしてくれるかも』という爆発力も必要になってくるかと思う。『坂本なら何かやってくれそう』って思われるようにしたい」。チームのラッキーボーイとしてもさらに磨きをかけていくつもりだ。

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