【ボクシング】6階級制覇のデラホーヤ氏 リング復帰ならパッキャオよりゴロフキン戦?

オスカー・デラホーヤ氏

ボクシングの元6階級制覇王者オスカー・デラホーヤ氏(47)は、元6階級制覇王者マニー・パッキャオ(42=フィリピン)より、IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(38=カザフスタン)の方が戦いやすい相手と考えているようだ。

かねて2008年以来となるリング復帰を模索していたが、元統一ヘビー級王者マイク・タイソン(54=米国)などの復帰戦に「人々はエンターテインメントを求めている」と触発され、その思いは加速。そこで気になるのは対戦相手だ。

自身最後の試合となっている08年に敗戦を喫したパッキャオとのリマッチも期待されているが、フィリピンメディア「ラプラー」は、デラホーヤ氏が語った「一緒に歴史をつくったが、私の人生のこの瞬間においても(リマッチは)正しいやり方ではない」とのコメントを取り上げ、一度コテンパンにやられたからもうたくさんなのだろうと伝えた。

その上で、かねて対戦を熱望しているとされるゴロフキンにについて同氏が「私にとって、ゴロフキンが、どれほど簡単な相手か分かっているでしょう。私は常に彼のようなファイターを倒してきた。もし実現すれば、簡単に倒すことができるでしょうし、対戦を検討しているのは確か」と以前に語ったコメントを引用し、ゴロフキン戦の実現性を指摘した。

さらにデラホーヤ氏は、世界4階級制覇王者サウル・アルバレス(30=メキシコ)との対戦にも色気を見せているという。果たして同氏の復帰戦は実現するだろうか。

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