バスタブトレーの選び方と使うときの注意点を解説。真似したくなるおしゃれな実用例も紹介します!
ゆっくりとバスタイムを楽しみたいときに、飲み物やスマホ、本などを持ち込みたくても置き場所に困ることはありませんか。そんなシーンで役に立つのが「バスタブトレー」。お風呂好きの人は取り入れてみませんか?
お風呂好きにおすすめしたい「バスタブトレー」とは?
バスタブトレーとは、浴槽の縁に引っ掛けることで簡単に棚をつくることができる人気のアイテムです。
必要なものをお風呂に持ち込み、バスタブトレーの上に設置。浴槽につかりながら読書をしたりスマホやタブレットで映画を見たり、アロマキャンドルなどを置いたり、水分補給をしたりと、自由にゆったりと過ごすことができます。
バスタイムをちょっと優雅でゴージャスな気分に格上げしてくれるお風呂グッズであるバスタブトレー。
簡易的なバステーブルとしてはもちろん、シャンプーや石鹸を乗せておく収納グッズとしても機能するという特徴があり、バスグッズの収納が少ない狭い浴室では収納にもなる優秀アイテムとして、いま注目を集めています。
バスタブトレーの選び方
バスタイムを快適に過ごすために役に立つバスタブトレー。高い機能性を持つものやデザイン性に優れたものなど、豊富なバリエーションがそろっていて、素材によって異なるお手入れ方法や使いやすさが異なります。
スマホやタブレットか、あるいはシャンプーボトルか、何を乗せたいかなど目的によっても選ぶべきタイプが変わってきます。ライフスタイルに合わせて最適なバスタブトレーを選びましょう。
バスタブトレーの素材とそれぞれのメリット
バスタブトレーにはいくつか素材に種類があります。ここでは主な素材の中から、木製、竹製、金属製、プラスチック製についてご紹介。それぞれの特徴やメリット・デメリットを確認して、自分に合ったバスタブトレーを選んでください。
木製:安定感があるがカビが生えやすい
木製は素材そのものに重量があるのでがたつきにくく、丈夫な素材なので安定感もあります。テーブル感覚で使いたいという人には木製素材がおすすめ。
中には国産ひのき材を使用したバスタブトレーもあり、まるで森林浴をしているような香りに包まれて癒し効果も抜群。ナチュラルな見た目でおしゃれ感があるのも人気の理由ですが、カビが生えやすいのが木製素材の弱点。
一度カビが生えると取り除くのが難しいので、こまめなお手入れが必須です。石鹸などの汚れをしっかり落とすことはもちろん、浴室乾燥機があるお風呂でも、中に置きっぱなしにすることは避けましょう。
入浴の時間以外はお風呂から出し、しっかりと乾燥させる必要があります。
竹製:軽くて丈夫だがカビが生えやすい
軽くて丈夫なのが特徴の竹素材。リゾート感あふれるインテリア性と、竹が持つ独特の香りがお風呂時間をリラックスタイムに導いてくれます。
竹製も安定性があり、ぐらつきにくいので、タブレットなどの重量があるものを乗せるならおすすめ。ただし、木製と同様に天然素材なので、カビ予防の対策が欠かせません。
入浴中以外は浴室から出してこまめに乾燥させ、清潔に保つお手入れが必要です。
金属製:手入れが楽だが安定性が悪い
メッシュ状などで乾きやすいデザインが多い金属製は、さっとシャワーをかけるだけである程度の汚れを落とすことができるのでお手入れが楽なのが特徴。
最近はさびにくい素材も出ているので、水垢が出にくく衛生的に使えて便利です。シンプルな見た目なのでモダンテイストのお風呂にはぴったり。
気になるのは、クッション性がないので滑りやすく、バスタブに傷をつけてしまう可能性があること。シリコンなどの滑り止めがついているかチェックしましょう。
収納としての機能性を重視するなら金属製がおすすめ。深さがあるデザインもあるので、高さのあるボトル類の収納も安定します。
プラスチック製:軽くて使いやすいがぬめりがつきやすい
お手入れが簡単でシンプルな見た目のプラスチック。どんなお風呂にもなじみます。プラスチック素材は軽量で扱いやすいのがメリット。
ぬめりがつきやすいのが気になりますが、使用後にさっと洗って干しておくことで清潔に保つことができます。ほかの素材と比べて比較的安く手に入るのも特徴。
バスタブトレーを初めて導入してみたいという人はまずプラスチック素材で試してみてもいいかもしれません。
多種多様な機能
どんな目的でバスタブトレーをお風呂に設置したいのか、重視したいポイントによって最適なものを選びたいところ。
スマホやタブレットで動画を見る、読書をする、飲み物を置く、バスグッズの収納として使うなど、ライフスタイルに合わせて必要な機能をチェックしましょう。
スマホ・タブレットスタンド
スマホやタブレットで動画を楽しみたい人は、スマホやタブレットを安定した状態で置いておくことができるスタンドがついたタイプを選ぶと便利。
重量感のある頑丈なバスタブトレーであれば、スマホ・タブレットだけでなく、防水スピーカーなど重さがあるものを置いても気にする必要がありません。
ブックスタンド
バスタイムにゆっくりと読書がしたい人は、ブックスタンド付きのバストレーがおすすめ。スマホ・タブレットスタンドと同様にトレーに溝があれば、本を固定しておくことができます。
角度の調整ができるタイプが快適。本を読むときには濡れた手をさっと拭けるタオルも一緒に設置できると便利です。
ドリンクホルダー
入浴が長時間におよぶ場合は、水分補給ができるようドリンクを持ち込む人も多いかもしれません。中にはグラスやマグカップが倒れにくいように設計されているドリンクホルダー付きのバスタブトレーも。好みのドリンクを持ち込んで優雅なバスタイムが過ごせそうです。
シャンプーボトルなどのバスグッズの収納
シャンプーボトルや洗剤、掃除用品など、さまざまなバスグッズを収納しておく目的でバストレーを使うなら、少し深さのあるタイプがおすすめ。
転がりやすいものも安心して置いておくことができます。水切れのいい網目のものを選べばお手入れが楽で衛生的。子どものお風呂用おもちゃを置いておくスペースとしても役立ちます。
サイズには要注意
浴槽にひっかけて設置するのが一般的なバスタブトレーのスタイル。サイズが合っていないと安定せずにがたついて、乗せたものがうっかり落下してしまったり、バスタブに傷をつけてしまったりする原因にも。
浴槽の幅に合ったものを選ぶのが重要です。便利なのは伸縮可能なタイプ。使わないときは縮めておけばコンパクトに収納しておくことができるのもメリットです。購入する際は、あらかじめ浴槽の幅を計測しておきましょう。
目的に合わせて耐荷重をチェック
お風呂に持ち込むものが少なく、スマホや本だけという人は耐荷重を気にする必要はなく、本体も軽量なもので十分です。一方、ペットボトルや大きめタブレット、複数の本などたくさんの物を持ち込む人は商品の耐荷重を必ずチェックしましょう。
ユニットバスのような狭いバスルームで収納としてバストレーを使う場合、トレーに乗せた状態でシャンプーを使いたいという人も、トレーに負荷がかかるので要注意です。力をかけても落下したりゆるんだりしない頑丈なものを選ぶ必要があります。
100均アイテムでDIYも。耐荷重には気をつけて
バスタブトレーのある生活をちょっと試してみたいなら100均アイテムでDIYをしてみるという方法もあります。
サイズの合うすのこがあればそのまま使ったり、あるいはアレンジしたり、ワイヤーネットを組み合わせたりして、自作しみては。ただし前出のよう重量のあるものを持ち込んだり負荷がかかる使い方をする場合は、耐荷重に注意しましょう。
バスタブトレーを使うときの注意点
気軽に取り入れられるバスタブトレーですが、快適に長く使うためには注意しておくべきこともあります。防水対策やお手入れ、などバスタブトレーを使うときの注意点について紹介します。
防水対策はしっかり
浴室でもスマホやタブレットを使える便利グッズ、バスタブトレーですが、防水仕様のスマホでも浴室で使用する際には故障などの心配があります。
スマホ・タブレットを使う場合はテーブルとして平らで安定感のあるものがおすすめ。お湯がかかったり、浴槽に落としたりしないよう予防を万全に。防水の袋などに入れておくと安心です。
カビ・ぬめり対策はしっかり
木製や竹製などのようにカビが生えやすいもの、プラスチックのようにぬめりが発生しやすいものなど、湿度の多い場所で使うバスタブトレーは素材によって手入れが欠かせません。
汚れをその都度しっかりと落とし、使用していないときは浴室から出したり、時には天日干しをするなど、カビやぬめりの対策はしっかりと行い、清潔な状態で使いましょう。
バスタブに傷がつかないように
バスタブに接触する部分が金属などの場合、バスタブに傷がつきやすいので注意が必要。接触部にクッション性がない状態でずらしたり動かしたりすると傷付きの原因に。
傷ついた部分からサビが出てきたり、浴槽が変色したりといったトラブルのきっかけにもなるので、浴槽の負担にならない素材を選んでください。
バスタブトレーの実用例
バスタイムをリッチな気分で過ごせる便利なアイテム、バスタブトレー。実際にどうやって取り入れるとよいのでしょうか。おしゃれで快適な実用例を参考に、自分のライフスタイルに合った使い方を見つけてください。
タオル置きがあればタブレットを触るときに便利
お風呂に長時間こもるなら、タオルが一枚あると便利です。本やタブレットを操作するときにさっと手を拭いたり、流れる汗をおさえたり。
あるいは、お湯に浸してあたためたタオルを目の周りにそっと置くとリラックスできますし、肩が冷えてきたときにのせるという使い方も。タオルを置く場所、もしくはタオルホルダーがついているトレーが便利です。
棚板をシンプルなバスタブトレーとして使うアイデア
とにかくシンプルなデザインが好きという人は、思い切って棚板1枚を取り入れてみては。浴槽の幅にジャストサイズの長さで、ある程度の厚みがある木を用意するだけOK。
乗せたい物のボリューム次第で木の幅を自由に選んで。無印良品やニトリなどのインテリアショップでも、本棚用の板などが販売されていますし、ホームセンターならバリエーション豊かな木材の中から選ぶことができます。
アロマキャンドルでリラックスタイム
好きな香りのアロマキャンドルがあれば、入浴が極上のリラックスタイムに。ろうそくの火を眺めながらのんびりと過ごしたり、あるいはフェイスケアやボディケアなどをしながら過ごすのも素敵です。
キャンドルスタンドがついているトレーであればより使い勝手がいいかもしれません。
リラックスアイテムを詰め込んで長風呂も充実
好みのリラックスアイテムをたくさん持ち込んで、とことん長風呂を満喫。長湯タイプの人はさまざまなグッズが置けるバスタブトレーを導入してみては。
タブレットやワイングラス、美容グッズなどそれぞれを安定した状態で置いておけるトレーなら、バスタイムの楽しみ方が広がります。