【初場所】照ノ富士が痛恨の4敗目 軍配差し違いで黒星に

土俵際で逆転を許して4敗目を喫した照ノ富士(左)

大相撲初場所10日目(19日、東京・両国国技館)、関脇照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)は関脇隆の勝(26=常盤山)に土俵際で逆転を許して4敗目を喫した。

立ち合いで左をのぞかせて先制しながら、相手の寄りで土俵際に押し込まれる展開。そこで相手の両腕をきめて逆襲に転じ、一気に寄り切ったと思われたが、隆の勝に体を開かれて、ほぼ同時に土俵を割った。

軍配は照ノ富士の寄りに上がったが、物言いがつき、審議の結果、隆の勝の右足が俵に残っており、軍配差し違いで黒星となった。

取組後、今場所は連日報道陣のオンライン取材には応じてきたが、悔しさからか、この日は取材には応じなかった。目標の2桁勝利に向け、立て直しを図れるか。

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