レアル生え抜きの新神童ブランコ「スペイン国王杯」デビューへ

秘蔵っ子ブランコ抜擢を示唆したジダン監督(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードで生え抜きの新たな〝神童〟がデビューを果たしそうだ。

スペイン紙「アス」は「(ジネディーヌ・)ジダン監督(48)が、スペイン国王杯初戦に向けてMFアントニオ・ブランコ(20)の抜てきを検討している。彼はプレシーズンで信頼を得ており、出場機会を与える可能性が非常に高い」と報じた。

ブランコは2013年7月にRマドリードの下部組織に入団して以来、着実に成長を続け、ユース各年代のスペイン代表でも中心選手として活躍。「卓越した戦術的センスとボールを配球する唯一無二のビジョンを持ち合わせ、彼の偉大な判断から相手を圧倒する。長い距離からでも正確な素晴らしいシュート力もある」と同紙が絶賛する司令塔タイプの逸材だ。

ジダン監督のお気に入りでプレシーズンなどにトップチームでの練習に合流させており、周囲との連係も確認済み。Rマドリードは今季のスペイン国王杯で3回戦のアルコヤノ戦(20日)から登場するが、近い将来を見据えて秘蔵っ子をトップチームデビューさせようというわけだ。

日本代表MF久保建英(19=ヘタフェ)とは1歳違い。今後保有元の名門に復帰すれば、至宝と神童による名コンビが期待できそうだ。

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