カンニング竹山「国民への罰則の前に、政府が他に改善することがあるのでは」

ABEMAが、「ABEMA NEWSチャンネル」にて、ニュース番組『ABEMA Prime』を平日夜9時より毎日生放送している。

2021年1月18日(月)夜9時からの放送では、菅義偉首相がコロナウイルス対策の特措法改正案を提示したこと受け、飲食店の時短営業の実効性を高めるための懲罰刑や罰金などの是非について、取り上げました。「罰則を伴う強制は国民の不安・差別を惹起する」などと懐疑的な声も上がる中、国民民主党の衆議院議員の山尾志桜里と東京大学大学院教授で内科医の米村滋人さんをゲストに迎え、議論した。

番組MCでお笑い芸人のカンニング竹山は「飲食店関係者の中には、罰則によって店を閉めざるを得なくなり、生活すらできなくなる人もいる。最悪の場合、自ら命を絶ってしまう人が増えるかもしれない」と警鐘を鳴らした。

また、医療崩壊を防ぐための体制の見直しについて話が及ぶと、米村さんは、「日本の医療機関の8割は民間で、そのうちコロナ患者を受け入れている病院は2割程度にとどまっている」と、現状を説明。この状況に竹山は「いくら話し合っても医師を増やすしか解決方法はない。政府は医師の派遣をお願いベースで促すのではなく、法律に基づく要請をしないと。このままでは助かる人も助からなくなってしまう」と発言し、続けて「国民に罰則を科す前に、他に政府自身が改善することがあるのでは」と指摘。

これを受けて、山尾は「政府はコロナ対応を行う民間医療機関に補助金を渡しているが、あくまでコロナ対応のためだけに使えるお金。一般の患者数が減ってしまっても、コロナ以外の用途では補助金が使えない点が、民間においてコロナ患者の受け入れを鈍らせる原因になっていると思う。一般の人への罰則の前に、政府側でできることを早く見つけ出して実現することが大事だと思う」と締めくくった。

■『ABEMA Prime』 放送概要

放送日時 :毎週月~金曜 夜9時~夜11時  ※生放送

放送チャンネル:ABEMA NEWSチャンネル

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