【新日本】抗争相手公募中の内藤 オーカーンに行動促す「ノー・トランキーロ、あせったほうがいいぜ」

本間(手前)をデスティーノで仕留めた内藤

新日本プロレスの前IWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王者・内藤哲也(38)が19日、「ユナイテッド・エンパイア」のグレート―O―カーンに意外な呼びかけを行った。

内藤はこの日の後楽園大会でSANADA(32)と組み、現2冠王者・飯伏幸太(38)、本間朋晃(44)組と対戦。2月11日広島大会で2冠戦を控えるSANADAと飯伏の前哨戦を尻目に、本間にフライングフォアアームからのデスティーノをさく裂させ貫禄勝利を収めてみせた。

4日の東京ドーム大会で王座から陥落した内藤は、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン5人の中で唯一「ノーテーマ」の状態で今シリーズに突入。コメントでたびたび抗争相手を募っていた。バックステージに姿を現すと「昨日の時点で、俺の名前を出したのは2名。一昨日、そして今日、俺に敗れ去った本間朋晃。そしていまだヤングライオンにしか勝ってないグレート―O―カーン。こうして俺の名前を出してくるあたりね、2人にはしたたかな『這い上がってやろう』みたいな気持ちが見えるよね。俺は好きだよ」と満足げな表情を浮かべた。

いくらなんでもオーカーンがまだヤングライオンにしか勝っていないというのは内藤の勘違いだろうと思って戦績を調べてみたら、確かにその通りだった…。

とはいえ名前を出すだけなら誰でもできることで、大事なのはこれからだ。内藤は「(シリーズ中)俺に負けた本間はもう論外」とした上でオーカーンに「彼がこれからどうやって俺とのシングルマッチにこぎつけるのか楽しみだね。いまは俺、確かにノー・オクパード(忙しくない)だよ。でもここってタイミングが来たら、俺は動いてしまうよ。そしたらもう、彼らを相手にしてるヒマはなくなってしまうからさ」と忠告。「口に出すのは簡単だよ。ここから行動して、そして実現させてみろよ。時間はあまりないよ。そこはノー・トランキーロ、あせったほうがいいぜ、カブロン!」とメッセージを送っていた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社