署員パワハラ自殺 公務災害申請へ 遺族が年度内に 長崎県警

©株式会社長崎新聞社

 昨年10月、長崎県警佐世保署交通課の40代男性警部補=当時=が自殺した問題で、遺族が、公務員の労災に当たる公務災害を年度内に申請する方針であることが19日、関係者への取材で分かった。
 警部補は昨年10月3日、自宅で自殺。関係者によると、遺書に上司2人からパワハラを受けていたことをうかがわせる内容が記されていた。
 県警によると、直属の上司に当たる同署交通課長の50代男性警部=当時=は昨年4月から9月中旬までの間、自殺した警部補ら2人に対し、他の署員の前で「お前には能力がない」「できなかったら(役職を)辞めろ」などと叱責(しっせき)。時間外勤務を自己申告しにくいような指導を繰り返し、部下の正確な勤務実態の把握も怠っていた。
 この問題を巡り、県警は昨年12月、当時の課長の言動をパワーハラスメント行為と認定し戒告の懲戒処分とした。当時の署長の50代男性警視正については管理監督責任で本部長注意としたが、パワハラの行為責任はないとした。2人は処分の発令日に依願退職した。