全国で急増〝マスクしないオジサン〟の正しい対処法

マスクはいたるところで売られている

“マスクしないオジサン”が、身近にいたらどうするべきか。

昨年9月にマスク着用を拒否して飛行機を降ろされた大学職員、奥野淳也容疑者(34)が19日、大阪府警に威力業務妨害などの容疑で逮捕された。

また、大学入学共通テストの会場で“鼻出しマスク”だった男性受験生(49)が会場のトイレに閉じこもり、建造物不退去容疑で逮捕されていたことも判明。コロナ禍でのマスクをめぐる問題が改めて出ている。

この受験生と同じ年という男性会社員も鼻出しマスク派。マスクをするようになったのは最近で、昨年の緊急事態宣言の時はしていなかったという。
「私はアレルギー性鼻炎でマスクは苦しい。不織布マスクは合いません。だから透明のフェースガードをしていたのですが、会社の上司から『効果がない』と禁止されてしまいました」

そこで見つけたのがウレタンマスク。「ウレタンは空気をよく通すので呼吸がしやすい。その分、コロナ対策にはダメなんでしょうね。最近はウレタンマスクはやめろっていう“ウレタンマスク警察”がいるじゃないですか。肩身が狭いです」

健康上の理由があるというのは仕方ない部分もあるだろうが、マスクをしない、鼻出しマスクをする側の理由はそれだけではなさそうだ。

「飛行機でマスク着用を拒否しただけでなぜ逮捕されるんでしょうか。身柄を拘束するような大ごとにする必要があるのでしょうか。私はこれからも(マスク着用を求める)“マスク警察”には抵抗します。強硬に言われたら従いたくない」

冒頭の奥野容疑者も逮捕時に「不当な警察権力の介入だ」と叫んだというが、この男性会社員も同じ思い。強要されることがイヤなのだ。

一方「丁寧にお願いされたら聞かないことはない」とも。身近にマスクしないオジサンがいたら、強要ではなく、優しく頼んでみると効果があるかも。面倒だが、それが自分の身を守ることになりそうだ。

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