【女子ゴルフ】3・4開幕「ダイキンオーキッドレディス」有観客開催への高いハードル

原はギャラリーの前でプレーできるのか

沖縄県が19日に新型コロナウイルスの警戒レベルを最高の第4段階に引き上げ、独自の緊急事態宣言を出したことで、女子ゴルフの原英莉花(21=日本通運)ら人気選手が出場予定の国内女子ツアー2021年初戦「ダイキンオーキッドレディス」(3月4日~、沖縄)の対応が注目されている。

今年のツアー開催が1か月半後に迫る中、第2戦「明治安田生命レディスヨコハマタイヤ」(同12日~、高知)、第3戦「Tポイント×ENEOS」(同19日~、鹿児島)が相次いで無観客での開催を発表したが、「ダイキン――」の詳細は未発表のままだ。

ツアー関係者は「最終的にどうなるかは分かりませんが、結論を出すのはもう少し先となりそうです」。主催者はギャラリーを入れての開催を希望しており、ギリギリまで可能性を模索する方向だという。

沖縄独自の緊急事態宣言の期間は20日から2月7日までとはいえ、状況は厳しい。ツアーにかかわる5団体のガイドラインでは自治体の警戒レベルを開催とギャラリー入場の可否を決定する基準としており、最高レベルは「中止または延期」が適当とされている。

警戒レベルが1つ下がっても「無観客開催」。さらに1つ下がって、ようやく入場制限をした上での有観客開催が可能となっている。1か月半後の警戒レベルは分からないが、有観客に向けてはハードルが高い。

日本女子プロゴルフ協会の小林浩美会長(58)は昨年末の日程発表でギャラリー入場に前向きな姿勢を示していたが、開幕から無観客が続くのはやむを得ない状況だ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社