新型コロナ関連、丸の内オアゾなどで居酒屋などを運営 モリタフードサービス(株)が破産開始

 モリタフードサービス(株)(TSR企業コード:297375083、法人番号:4010401051439、西新橋1-20-1、登記上:港区南青山5-4-29、設立2001(平成13)年8月、岩崎光成社長)は1月14日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には定本健嗣弁護士(定本健嗣法律事務所、港区虎ノ門3-8-26、電話03-5776-0285)が選任された。
 負債総額は債権者68名に対し約5億3700万円。

 居酒屋「蔵人厨ねのひ」やサンドウィッチ専門店「パニーノジュスト」などを都内を中心に展開し、ピークとなる2009年9月期には売上高約10億2800万円をあげていた。しかし以降は、競合激化などによる来客数の落ち込みなどにより減収基調で推移し、赤字計上から債務超過状態が続いていた。
 直近では都内1店舗のみを運営していたが、新型コロナの感染拡大の影響で来客数が一段と落ち込み、2021年1月12日に事業を停止して今回の措置となった。

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