阪神・矢野監督 無観客キャンプ決定で情報発信強化へ「新しい伝え方を探したい」

阪神・矢野監督

求ム!〝映えるキャンプ案〟――。

阪神・矢野燿大監督(52)が20日、12球団監督会議終了後にオンラインでの記者会見に応じ、無観客での開催が決定した春季キャンプ(2月1日スタート)への思いを語った。

前日19日に一軍のキャンプ地である沖縄県が新型コロナウイルスの感染拡大を理由に、県独自の緊急事態宣言を発出。これを受け阪神もこの日、他球団と足並みを揃える形で一軍、二軍(高知・安芸)とも無観客形式でのキャンプ開催を決定した。矢野監督は「(感染防止へ)最善をつくしていくしかない。(無観客開催は)僕らとしても寂しいしファンの方々も残念に思って頂いていると思う。最高の準備をして(観客が球場に)来てもらえるようになった時には、喜んでもらえるようなキャンプにしたい」とした。

少しでも自分たちの姿を虎党へ送るべく知恵を絞る。チームとしても今キャンプはテレビ中継やオンライン中継、SNS等での情報発信を強化する方針。指揮官も「新しい楽しみ方、伝え方を探したい。僕らとしてもアイデアを出していきたいし、皆さんからもいい案があればヒントをもらえれば」。

日ごろから「タイガースファンを喜ばせる」をモットーとしている矢野監督だけに意欲は高く「今、パッと思いついたことだけど」と前置きした上で「いつも以上に近い映像で、普段写ってないような映像をお届けしたり、選手個人の道具類へのこだわりや、(宿舎の)部屋での様子を伝えたりね」と一案を披露。時勢に合わせた新様式で、選手たちの姿をどのように伝えてくれるのかにも注目したい。

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