スプリンガー獲得のブルージェイズ ブラントリーと3年契約で合意

ジョージ・スプリンガーと6年1億5000万ドルの大型契約で合意したばかりのブルージェイズがさらなる補強に成功したようだ。ブルージェイズがマイケル・ブラントリーと3年契約で合意したことを「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール、「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールなど複数の記者が報じている。ブルージェイズはアストロズからフリーエージェントとなった2選手を獲得し、打線のグレードアップに成功した。

現在33歳のブラントリーはアストロズでプレーした2年間でいずれも打率3割以上を記録し、インディアンス時代の2018年から3年連続で打率3割をマーク。通算打率.297を誇る好打者である。昨季は46試合に出場して打率.300、5本塁打、22打点、OPS.840と例年通りの好成績を残した。

ブルージェイズはこれで外野と指名打者の合計4枠にブラントリー、スプリンガー、ルルデス・グリエルJr.、ランドール・グリチック、テオスカー・ヘルナンデスと5人の選手がひしめくことになり、ナイチンゲールは「余った選手を使ってトレードで投手を補強する可能性がある」と伝えている。

「ESPN」のジェフ・パッサンはスプリンガーとブラントリーが加わることになったブルージェイズのスタメンを以下のように予想。

(中)スプリンガー
(二)キャバン・ビジオ
(遊)ボー・ビシェット
(指)ブラントリー
(右)ヘルナンデス
(三)ブラディミール・ゲレーロJr.
(左)グリエルJr.
(一)ラウディ・テレズ
(捕)ダニー・ジャンセン/アレハンドロ・カーク

才能豊かな若手選手がズラリと並ぶラインナップに経験豊富な中堅とベテランが加わり、非常にバランスの良い強力打線が完成した。ヘルナンデスもしくはグリエルJr.がトレードで放出される場合、空いた枠にグリチックが入ることになるだろう。

オフシーズンに入ってからなかなか思うように補強を進めることができていなかったブルージェイズだが、タイラー・チャットウッドとの契約合意を皮切りに、カービー・イエーツ、スプリンガー、ブラントリーと次々に補強に成功。余剰戦力を駒にした次の動きも楽しみだ。

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