<新型コロナ>さいたま市、ワクチン対策室を発足 接種は2回 副反応に対応する医師ら確保に課題

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さいたま市役所=さいたま市浦和区常盤

 埼玉県さいたま市の新型コロナウイルスワクチン対策室が20日、保健師の室長を含め9人体制で発足した。課題となる集団接種会場や接種する医師らの確保、接種券の発送、予約システムの構築など、ワクチン接種の業務全般を行う。

 市保健所によると、市が担当する65歳以上の高齢者約30万人の接種は3月下旬から始まる見通し。3週間以上の期間を置いて2回接種し、約4カ月かかるとみられている。集団接種会場は市内の24病院のほか、区役所や小中学校、老人福祉センターなどの公共施設を想定している。高齢者施設の入所者らの接種は、医師らが訪問して行う予定。

 さいたま市は合併後、旧岩槻市を除いてワクチンの集団接種を実施していないという。問診や副反応が起きたときに対応する医師、看護師の確保なども課題となる。この日は地元医師会や会場確保の調整、市民からの問い合わせ電話に対応していた。高齢者への接種券は3月初旬に発送する予定で、発送前に専用のコールセンターを設置する。

 西田道弘保健所長は「新規感染者数が増加しており、厳しい状況が続いている中、ワクチンは明るい光。市民に対して有効性、安全性、副反応が起きた時の対応などの情報提供をしっかり行いたい」と話していた。