【センダイガールズ】橋本千紘 最大目標「婚活」よりパワーアップが最優先

橋本は大好物のステーキを手に決意を新たにした

婚活よりパワーアップ。スランプに陥っている女子プロレス「センダイガールズ」の“怪物”ことワールド2冠王者・橋本千紘(28)がさらなる進化を誓った。

10日新宿大会の「マーベラス」との7対7シングル勝ち抜き戦では、ワールドジュニア王者の星月芽依(18)にまさかのフォール負け。対抗戦も敗れた。マーベラスに乗り込んだ12日新木場大会の6人タッグ戦でも桃野美桜(22)に3カウントを奪われた。

東京大会に限ると昨年11月29日後楽園大会の「戦場トーナメント」決勝戦(対DASH・チサコ)から3連敗中で「連敗なんて初めて。先へ先へと思いすぎて戦ってしまった。ショックですが、結果を受け止めて自分なりに答えを出しました…」といつもの笑顔はどこへやら、神妙に語った。

敗れたのはいずれも小回りが利く技巧派。それでも怪物は、丸め込みなど細かい技を覚える必要はないと確信する。「圧倒的な強さを見せて勝とうとして負けた。だったらもっと圧倒的で丸め込まれないような超人的な力をつけるだけ。橋本千紘が細かい技に走っても誰も喜ばない。プロレスも恋愛も堂々と真っ向からの正面勝負を仕掛けるだけです!」。より怪物的強さを追求する。

まずは25日の宮城・宮城野区文化センター大会(橋本、岩田美香組対チサコ、松本浩代組)が仕切り直しとなる。「マーベラスとの対抗戦も借りを返して今年は無敵の王者像をつくります!」。年頭に掲げた最大目標の「婚活」はとりあえず一番最後に回し、猪突猛進あるのみだ。

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