田中将大の移籍先にツインズとブルージェイズが浮上 地元メディアが報じる

田中将大

ヤンキースからFAになった田中将大投手(32)の去就が宙に浮いたままだ。停滞していたFA市場がようやく動き始めたようで、20日(日本時間21日)にツインズがヤンキースからFAの左腕JA・ハップと1年800万ドル(約8億3000万円)で合意したと球団公式サイトなどが伝えた。

ツインズについてはCBSスポーツ電子版が19日(同20日)に掲載した「ツインズがFA損出を埋めるための三つの動き」とのタイトルのコラムで、その一つが「先発投手の補強」だ。ツインズは昨季の先発ローテーションからジェーク・オドリッジ投手(30)とリッチ・ヒル投手(40)がFAとなっており、その代わりとして「田中がFA市場に残っている」と獲得を進言していた。ハップが加わったことで前田健太投手(32)とホセ・ベリオス投手(26)、マイケル・ピネダ投手(32)と先発陣は4人となったが、まだ1枠空いている。

一方、ブルージェイズも候補だ。ニュージャージー州のザ・レコード紙(電子版)は19日に「たぶんブルージェイズが田中獲得に動くのではないか」と報じた。

ブルージェイズは19日にアストロズからFAになったジョージ・スプリンガー外野手(31)と6年総額1億5000万ドル(約155億3000万円)で合意したが、年俸情報サイトのスポットラックによれば、ぜい沢税を回避する上限の2億1000万ドル(約217億3000万円)まで5800万ドル(約60億円)以上の余裕があるという。

メジャー残留か日本復帰か。田中の決断はいかに――。

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